My dance background
きっかけは山登りで
息もできなくなった自分
就職して間もなく、運動不足を痛感して、フラメンコの世界へ
実は大の運動音痴、、、社会人になるまでインドア生活一筋だった私は、自分がダンスを踊ることになるなんて、考えたこともありませんでした。運動不足から、何気なく足を運んだ無料体験教室でフラメンコに出会い、純粋にカッコイイな、と感じてお稽古生活をスタートしました。最初は自分の手足がどこについているのかすら分からない有様でしたが、フラメンコは大人になってから始める人が多いので、その環境に助けられた気がします。
しばらく経ってから、スペインも訪れ、短期クラスを本場で受けました。もし、あの踊れる人たちに最初から囲まれていたら、諦めてお稽古をやめていたかもしれません。日本だから、そして、一緒にトライするお稽古仲間と、成長の遅い私を見守ってくださる先生がいらしたから、フラメンコをきっかけに、踊りにトライできた自分がいるように思います。
結婚や出産や育児と共にフラメンコを踊り続けながら、その中で、ジャズに出会い、バレエを知り、踊るということの多種多様な魅力が広がっています。
今も、フラメンコを踊り始めた時と同じようにダンスに無我夢中です。仕事と踊りと家庭を両立していくことは非常に難しく、その大変さを痛感してきました。年齢を重ねるにつれて体力や身体の衰えは圧し掛かってきますが、苦しくても、心が前を向いていれば、そこに明るい未来がある、と信じています。私の明るい未来は、踊りと一緒にあります。だから、今日も、いつものように、夜な夜な自宅で、ひとりダンス反省会を開きながら、踊りと向かい合い、仕事も必死に頑張っています。
Dancer Miho Endo
Roads and Awards
Dancer Biography
専業『ダンサー』ではない私にできたこと
いつから踊りと向き合う人生を選択したのか、はっきりとした記憶はありません。お稽古を続けながら、仕事・結婚・出産・子育てを乗り越え、今は両親の介護が見えてきました。大変でない日は無いです。でも、ダンスは私に生きるエネルギーを与えてくれます。運動音痴で不器用な自分が何でこんなに虜になるのか...答えはまだ分かりません。でも、ステージがあり、お稽古があり、夢を目指す仲間たちがいる限り、まだ前に進める気がしてならないのです。今まで、劇場、大中小ホール、タブラオと呼ばれるフラメンコ専用の小さな会場など、様々な場所で踊らせて頂きました。そして、アルバフラメンコ舞踊団にて加藤美香先生に師事し、2つのコンクールで受賞させて頂ける機会にも恵まれました。これからも新しいことや環境に挑戦していきたいと思います。
現代舞踊協会
平成23年度 河上鈴子スペイン舞踊
新人賞 受賞
日本フラメンコ協会
平成23年度フラメンコルネッサンス
新人公演 奨励賞受賞